Ethos Evening Seminar
こんにちは、組織変革コンサルタントの門田由貴子です。
最近、様々な企業の経営者や幹部の方からお問合せをいただくのが、
「いくら言っても伝わらない。組織内でのコミュニケーションがまったくかみ合っていない。どうすれば改善できるのか?」
「みんなで残業して、かなり頑張っているのに、少しも仕事が改善されずに、職場全体で消耗感・疲弊感が高まっている。」
という内容です。
ちなみに、私は、前者を「ギスギス組織」、後者を「ヘトヘト職場」と呼んで、区別しています。
「ギスギス職場」とは、次の条件を満たしている組織です。
・朝晩のあいさつさえ、きちんとできていない人がいる。
・従業員が、お互いに教えあったり、相談しあうことが無い。
・職場で、友人と呼べる同僚がいない。
・職場に、困ったときに相談できる、頼りになる人がいない。
・業務上のコミュニケーションは、最低限の事務的なものばかり。
・職場で、みんなで声を出して笑いあうことなんて、ない。
・ミーティングをしても、誰も積極的に発言しようとしない。
そして、「ヘトヘト職場」とは、こういう組織です。
・次々に、トラブルや問題が発生して、いつもその対応に追われている。
・多くの従業員が、ほぼ毎日のように残業している。
・何度も注意しているのに、同じようなミスを繰り返す人がいる。
・職場に、資料や書類があふれかえっていて、整理するヒマがない。
・毎日、同じようなことの繰り返しで、仕事に新鮮味が感じられない。
・会議やミーティングでは、いつも同じような意見ばかりで、
新しいアイディアが思い浮かばなくなっている。
あなたの職場では、こんな症状は思い当たりませんか?
厳密には、「ギスギス組織」と「ヘトヘト職場」の問題が発生している原因は異なりますので、この両者は、質的には別物です。
とはいえ、両者には、たいへんな共通点があります。
いずれも、そのままの状態を放置していると、問題となる症状はどんどんエスカレートしていき、いずれは、大変な状況に陥る、ということです。
「大変な状況に陥る」とは、
・重大な製品トラブルや品質トラブルを発生させて、社会問題になる。
・重要な顧客からクレームが相次ぎ、取引先を失う。
・外国企業や競合企業に、顧客や市場を奪われてしまう。
・従業員のうつ病発生率が急上昇し、社内での自殺や、
従業員による事件・トラブルが発生する。
・売上、利益、社会的な信頼はガタ落ち。
・新入社員が入らなくなるので、職場の消耗間はますます激しくなる。
・・・ この悪循環です。
そして、おそらく数年も経たない内に、
・多くの従業員、あるいは、職場がまるごとリストラされる。
・企業そのものが、買収、あるいは、競合企業に吸収併合される。
・事実上の倒産、廃業、というお話も・・・。
ところが、実際の「ギスギス組織」「ヘトヘト職場」の最大の問題点は、そういう危機感が欠如していることなんですね・・・。
社内で、いろいろな階層の人にヒアリングしてみると、皆さんが、それなりに
「このままではダメだ」と思ってはいるものの、
「では、誰が何をするか?」という具体的な検討に入っていません。
「誰かが、そのうちに、何とかしてくれるんじゃないの~?」
とでもいうような、ノンキさ。当事者意識の欠如。
一般社員ならまだしも、経営者や幹部にさえ、その危機感が希薄なんですね。
・・・だからこそ、こんな状態になるまで放置されていたのでしょう。
どうやらその理由の一つは、
「そのうちに、景気が回復したら、何とかなるだろう」という、根拠のない楽観的観測。
果たして、そうでしょうか?
世界的に景気が回復したら、真っ先に力を盛り返してくるのは、日本企業ではない、別の存在のような気がするのですが・・・。
まぁ、これは、業種業態によって事情は異なってきます。
しかし、ホンのわずかに、希望の光は見えています。
役職や階層を問わずに、
「自分達の力で、会社をなんとか立て直したい!」
という熱意と意欲のある人達が、立ち上がっているからです。
これをお読みくださっている、あなたが、もしも、
「ウチの会社を、もっといい会社に変えていきたい」
「職場を、何とか連帯感のある部門に改善したい」
「せめて、ウチのチームだけでも、意欲的に変えていきたい」
という当事者意識と変革意欲をお持ちでしたら、当社でもそういう方々を応援して行きたいと思っています。
そこで、組織変革に向けて、プロジェクトの発足方法、変革のための準備事項、具体的な解決方法、ステップを追った活動、必要な資源・・・などを、まとめてご紹介する機会をご用意いたしました。
ご参加くださる方には、できるだけ多くのご質問やご相談にも、具体的にご回答していく予定です。
あなたが勇気を出して立ち上がることから、あなたの職場やチーム、そして、あなたの会社が変わり始めていくことでしょう。
そういう勇気ある「あなた」の、ご参加をお待ちしています。
組織変革コンサルタント
セミナー開催要領
- 名称: エトス・イブニング・セミナー 第10回
ギスギス組織とヘトヘト職場の治し方
- 日時: 2010年8月23日(月)19:00~20:45
- 会場: 銀座ビジネスセンター内 会議室
(ご参加確定の方に詳細をご案内します) - 主催: 株式会社エトス
- 講師: 組織変革コンサルタント 門田由貴子
(株式会社エトス 代表取締役) - ご参加費用: お一人様¥5,000(消費税込み、資料・ドリンク付き)
講師プロフィール: 門田由貴子(株式会社エトス 代表取締役)
人と組織の問題を1時間で見抜き、能力と業績を劇的に向上させるコンサルタント。
NEC(日本電気株式会社)在職中は、経営幹部直下でCS向上やマネジメント改革などの特命プロジェクトを担当し、「功績賞」「社長賞」を相次いで受賞。コンサルティング部門にて、売上№1を達成し、クライアントの評価で再び「社長賞」を受賞。
2003年から、人と組織の問題を解決するコンサルタントとして独立。
主に大企業で、組織変革コンサルティングと、経営幹部研修やマネージャー養成などを担当しており、年間で約2,000人のビジネスリーダーの問題解決とスキルアップを支援している。著書『ザ・チェンジ!人と職場がガラリと変わる12週間プログラム』
このような方にオススメします
- 現在、経営者・経営幹部・管理職・チームリーダーとしてご活躍の方
- 社内や職場のモチベーションを上げたいとお考えの方
- 社内や職場の問題を解決・改善したいとお考えの方
- 人と組織の問題に関して、改善意欲の高い方
セミナーの内容
- 組織の状態は、どのように把握・測定するのか?
- 「ギスギス組織」「ヘトヘト職場」の症状と特徴
- 「ギスギス組織」「ヘトヘト職場」ができた原因は?
- 職場をオカシくしている“犯人”は誰か?
- 組織変革の進め方<基本編>
- プロジェクトの発足方法
- 変革のための準備事項、必要な資源
- 具体的な解決方法・メソッド・技法
- ステップを追った活動形態
- 組織変革が進むケース、進まないケースの違い
- 明日から始める第一歩
- Q&A
【追伸】
お陰さまで、ここ最近は毎回、イブニングセミナーは満席となります。
お申込は、先着順で受付して、満席になり次第、受付を締め切らせていただきますので、お早目にお申込ください。