エトス Weekly Press
「考える」を考える〜あなたの思考が、あなたの人生を形成する
◆◆エトス Weekly Press No.25◆2006年10月24日号◆◆
〜あなたの夢の実現と成功のために〜
https://www.ethos-net.com
◆目次 ****************************
1.今週のテーマから: 「考える」方法は千差万別・自由自在
2.門田由貴子より: 思考と意思決定の積み重ねが人生を形成する
3.エトスからご案内:「考え方」を基礎から見直してみませんか?
4.編集後記: 花束の主は
5.配信停止・送付先変更の手続き方法
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こんにちは、エトス プレスチーム 加藤和子です。
すっかり涼しくなり、本格的な秋の装いを呈してまいりました。暦は
まだ10月ですが、書店などでは早くも、来年のカレンダーや手帖が並
びはじめるのを見ると、つい焦ってしまうので、なるべくそのコーナー
に近づかないようにしているのは、私だけでしょうか。
「エトス Weekly Press」は、少しゆったりとお読み頂ければ幸いです。
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◆1.今週のテーマから: 「考える」方法は千差万別・自由自在
私たち人間の多くは、目が覚めている間はほとんど、何かを「考えて
いる」と思います。
仕事のときはもちろん、帰りの電車の中では「何を食べようか」、誰
かと話しているときは、相手の言葉の意味や、それに対して何を話そう
か・・・など、ずっと「考えている」。
では、「どのように考えているか?」を、意識されているでしょうか?
食べ物であれば、意識せずとも内臓が消化してくれますし、酸素を
吸えば勝手に肺が機能してくれます・・・が、 課題や問題に対して、
「脳」は、自動では消化してくれません。
そう考えると(おや、さっそく「考える」ですね)、「なんて不便な
んだろう!」と思ってしまいますが、逆に言えば、ひとりひとりいろん
な消化方法を編み出せる、ということなのですね。
何でもモノは考えよう(またまた「考える」)、このような発想の転
換もまた、考え方次第でいくらでも生み出せ、逆境を「吉境」に変える
ことが出来るのです。
さて、今回は「考える」をテーマに、「考える」のオーソリティ門田
に、話をつなげてまいります。
エトス プレスチーム 加藤 和子
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◆2.門田由貴子より: 思考と意思決定の積み重ねが人生を形成する
「あなたの食べたものを言ってみなさい。あなたがどんな人か当てて
みよう」
これは、美食で有名な、あるフランス人哲学者の言葉です。
確かに、人の肉体は、その人が食べた各種の食品が材料となって出来
上がっているわけです。豚カツなど油モノばかり食べている人と、野菜
中心のヘルシーな食生活をする人とでは、当然、肉体には大きな差が出
てくるはずですね。
そして、「人間は、考える葦である」。
こちらこそ、あまりにも有名なお言葉。
何を考えるか? 思考そのものが、その人の人格や能力、そして人生
を決定付けるとも言えましょう。
そう、人生は、一瞬一瞬に行う意思決定の積み重ねで形成されている
のです。その意思決定を左右するものが、日頃からもっているその人の
「考え方」や「思考の癖」。
日本人は一般的に、欧米人と比べると、論理的に突き詰めて考える、
体系的・具体的・明確に考える、という能力が弱いと言われます。
どうしてでしょうか?
答えは簡単です。
私たち日本人の多くは、小学校以来の学校教育で、正式に「考える」
ことに関する教育を受けていないのです。
だから、両親から受け継いだ価値観や迷信、感情論、噂話や経験則、
果ては、その場の雰囲気によって、「なんとなく」意思決定する、とい
う習慣が定着しています。
これでも、結果として上手くいけば問題なし。
しかし・・・。なんと多くの方が、悩みや問題を抱えて、カウンセリ
ングに訪れることでしょう・・・。
そして、なんと多くの企業や組織が、悩みや問題を抱えて、コンサル
ティングを必要としている事か・・・。
傍から第三者が、冷静に、起こった事象とそこに至る経緯、そう判断
した根拠を聞いていくと、明らかに判断する際のロジックや、物事に対
する見方が間違っている事があります。
つまり、モノの見方・考え方にこそ、問題があるのです。
初めから、物事をしっかりと捉えて、的確な判断をしていれば、そも
そも問題は起こらなかったでしょう。
あるいは、問題が発生してしまっても、すぐに客観的に問題を分析し
て、その原因や対策を論理的に考え、より効果的な意思決定をする事が
出来れば、問題はすぐに解決することでしょう。
ハッキリ言いましょう。
的確な判断力を身につけた人、問題解決技法をマスターした人は、い
つも効果的な思考をするので、問題の少ない幸せな人生や、ビジネスの
成功を手に入れる可能性が高いのです。
逆の言い方をすれば、モノの見方や判断力、問題解決力を持たないか
らこそ、不必要な問題を引き起こし、いつまでもトラブルをひきずって
不幸な人生を自ら生み出してしまうのです。
個人の問題も、企業の問題も、突き詰めれば共通です。
根本は、「モノの見方・考え方」にあるのです。
ときどき企業に「会議診断」に伺いますと、椅子から転げ落ちそうに
なることがあります。
「えぇ〜?! そんな意見に惑わされて、そんな決定しちゃうの?!」
「ヒャー! 道理が却下されて、ムリが通っているよー!!!」
こうして、また悲劇が始まる・・・。
特に、意思決定の責任を担っているトップやリーダーこそ、一度、基
本から「考える」ということを見直すことをお薦めします。
効果的な思考は、良い「思考習慣」となり、優れた人格や組織風土を
形成し、幸せな人生や、卓越した業績をもたらします。
一方で、一度「思考習慣病」に罹ると、あらゆる問題を引き起こす原
因になります。混乱、不安、予期せぬトラブル、不調和、無力感・・・。
何年かに一度、ご自分の「思考」を見つめなおしてみませんか?
「考える」を考える 門田 由貴子
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◆◆エトス Weekly Press No.25◆2006年10月24日号◆◆
〜あなたの夢の実現と成功のために〜
発行元: 株式会社エトス https://www.ethos-net.com
発行責任: 代表取締役 門田 由貴子
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