エトス Weekly Press
「研修を受けるのも給料のうち」(その2)
◆◆エトス Weekly Press No.56◆2007年5月30日号◆◆
〜あなたの夢の実現と成功のために〜
https://www.ethos-net.com
◆《目次》***************************
1.門田由貴子より:「研修を受けるのも給料のうち」(その2)
2.エトスからご案内: 現在、受付中のセミナー/イベント
3.編集後記: 「雨の唄」って、何を思い浮かべますか?
4.配信停止・送付先変更の手続き方法
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こんにちは、エトス総合受付 担当の高田です。
五月晴れが数日続いたかと思えば、本日は、「梅雨の走り?」と見
上げてしまう曇天の空ですね。雨の日も楽しむために皆様はどのような
工夫をされてらっしゃるのでしょう。
ちなみに私は、ペパーミントのアロマオイルを焚く、熱いコーヒーを
飲む、雨にちなんだ歌を歌う(…。)といった感じでしょうか。
本格的な梅雨を前に、雨の日とのいい付き合い方情報、お待ちしてお
ります♪
皆様に匙を投げたところで、今週もエトスWeekly Pressにお付き合い
くださいませ。
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◆1.門田由貴子より:「研修を受けるのも給料のうち」(その2)
皆様こんにちは、門田 由貴子です。
先週、このエトスWeekly Pressで「研修を受けるのも給料のうち」
(その1)を配信したところ、お会いする方、いただくメールの多くに、
「答えは〜〜ですよね?」「〜〜っていうことですか?」とご回答案を
頂戴いたしました。
だいたい皆さん正解です。
「研修を受けるのも給料のうち」という上司の言葉は、複数の受け止
め方がありますね。
まず1つが、ネガティブなものです。
新入社員だった当事の私の受け止め方は、前号に書いたとおりです。
(なお、その1年後にはまったく別の認識をしていますが)
当事の上司は、後日、私にこのように説明してくれました。
「サラリーマンの仕事は、すべて給料をもらうために我慢するもの。
イヤなことを我慢してやっているからこそ、給料がもらえるんだ。面白
くてやりたい事なんてお遊びであり、給料をもらう資格はない。
だから、研修を受けるのだって、給料をもらうための義務の一部なん
だから、文句を言うな!」
これは、彼の研修受講に対する認識であると同時に、彼の仕事観であ
り、同時に、彼のお金観を如実に表現しているものでもあります。
彼は、「仕事」=苦役。我慢。忍耐。
「お金}=我慢の代償。忍耐の対価。
「研修受講」=苦役の一部分。
と捉えていたようです。
そして、これが、彼自身の仕事やお金に対する価値観であり、その後
の彼の仕事ぶりを見ていると、まさに、苦労や忍耐の連続を絵に描いた
ようなものでした。
怖い事ですが、価値観が、その人の人生を形成していくのです。
こう言われた約1年後には、私はまったく別の解釈をするようになり、
研修受講に対する認識も態度も、まったく別人のように変わりました。
社会人2年目になる頃には、私は「いずれ独立起業して自分自身のビ
ジネスを始める」ことを漠然とイメージし始めていました。
そうすると、目の前の仕事一つひとつは、たとえ好きではないもので
あっても、「将来の自分のために役に立つ」と思えば、ありがたいもの
に変わります。
同様に、会社で担当する仕事は、将来の自分のための修行であり、
会社で受けさせてくれる研修は、会社の時間と費用で、私自身の将来へ
の投資となるわけですから、こんなにありがたい事はありません。
当事は薄給でしたから、給料という名のお金は、1ヶ月分をもらって
も、あっという間もなく、日々の生活費に消えてなくなりました。
しかし、会社で参加させてもらった研修では、5年後、10年後、20年
後になっても役に立つことがそれなりに残っています。
研修で習った事、身についたことは、受講した本人にとって、一生の
財産となる事があります。それは、たとえ転職しても、その本人の頭の
中に残る資産として、どこにでも持っていけるものになるわけです。
まさに、給料をもらって、さらに追加で、一生の財産になる知恵を、
会社は研修という形で、社員に提供してくれる。これが社内研修の一面
でもあるのです。
つまり、会社で研修を受けることは、基本月給とは別枠で、特別ボー
ナスをもらっているようなものです。
社員にとって、こんなに大きな恩恵はないのではないでしょうか?
ところで、残念な事に、この恩恵を手に入れる人と、手に入れられな
い人がいるのです。
その人が、どんな姿勢・意欲・態度で参加するか?
それによって、その人の手に入るものの質と量が決まります。
A社の社内研修では、社員の多くが、実に積極的に参加し、考え、
自分達の意見や質問を貪欲にぶつけてきます。当然、彼らが受け取るも
のは、質も高く、量も多いでしょう。
こういう企業は、業績自体もガンガンと伸びていくものです。
一方でB社の社内研修では、参加者は初めから仏頂面で、話を聞こう
ともしない。メモも取らない。自分のために学ぼうなどという姿勢も意
欲もまったく感じられない。彼らにとって、研修時間は単なる暇つぶし。
こういう企業は、業績も低迷しています。
皆さんは、「仕事」「給料」「研修受講」を、どのように認識されて
いらっしゃいますか?
その認識(価値観)が、あなたのキャリアを形成しているのです。
なお、価値観を変えるのは簡単です。
そして、あなたのキャリアと、人生を変える事も、簡単なことです。
あなた自身が「変わりたい」と思うなら。
研修講師&キャリアカウンセラー 門田 由貴子
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◆◆エトス Weekly Press No.56◆2007年5月30日号◆◆
〜あなたの夢の実現と成功のために〜
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発行責任: 代表取締役 門田 由貴子
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