エトス Weekly Press
経済不安ゆえに「2つの備え」が必要(1)
◆◆エトス Weekly Press No.121◆2008年11月18日号◆◆
〜あなたの夢の実現と成功のために〜
https://www.ethos-net.com
◆《目次》***************************
1.今週のテーマ: 経済不安ゆえに「2つの備え」が必要(1)
2.エトスからご案内: スキルアップと収入増大の方法をご案内
3.今週のオススメ: 営業力・ビジネス力を上げたい方には必読の本
4.編集後記: 前回の「恐怖体験」への予想外の反響
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◆1.今週のテーマ: 経済不安ゆえに、「2つの備え」が必要(1)
皆様こんにちは。門田 由貴子です。
米国のサブプライムローン破綻から始まった世界的な金融不安の波が、
私達の生活の周辺にも、現実的な形となって押し寄せてきています。
ここ1〜2ヶ月の間で、セミナーにご参加くださる方や、カウンセリ
ングにお越しになる方、ならびにそのご家族・ご同僚・ご友人に、
「会社からリストラされた」
「退職勧告があった」
「転職内示/入社内定が白紙撤回された」
「給料・ボーナスの金額が激減している」
などのお話が増えています。
昨日のニュースでは、日本国内全体の景気は2期連続でマイナス成長
だと報じています。
となれば、経済不安の問題は、特定の企業や業界だけの問題ではあり
ません。誰にとっても、すぐにご自身の生活へ影響を及ぼす心配のタネ
になってしまっているわけですね。
そういう事情もあって、経済的な不安、将来設計への不安を感じて、
キャリア・カウンセリングをご依頼される方が増えているのかもしれま
せん。
そこで今回は、経済不安の時期に必要となる「2つの備え」について、
その1つ目をご紹介していきます。
◆1つ目の備え:
もしもあなたが、今日、雇用主やクライアントから、リストラ勧告
されたら、どうしますか?
明日から、もう仕事も収入もありません。
・・・という状況を想定してください。
<ケース1>
最悪のパターンの人は、こうつぶやくことでしょう。
「もう、こんな年齢だから、転職活動しても雇ってくれる会社なんか
あるわけがない。
業務知識なんて、社内ルールを知っているだけだから、他の会社で
通用するものではないし。自分には、手に職もない。資格もない。
頼れるような人脈もない。友人たちも、同じような境遇ばかりだ。
住宅ローンはまだ20年も残っている。今の貯金では食べてイケナイ。
あぁ、どうしよう、困った困った・・・」
残念ですが、このタイプの方が必死で就職活動しても、有利な条件で
新しい仕事を見つけることは、現実問題として、かなり難しい。
幸運にも、なんとか面接にこぎつけてみても、態度やオーラ、そして
職務経歴書から、能力・実績・自信のなさが、丸出しになってしまいま
す。残念ですが、採用される可能性は低いと言わざるを得ません。
20代前半の若者なら、「何も知らない、何も出来ない」というのは、
ある意味で素直さ・謙虚さに通じるものがあり、これからの成長が期待
できるので、採用される可能性はありますね。
ところが、30代後半を過ぎた、つまり、イイトシをした大人なら、
話は別物です。
いくら見栄を張って立派な話をしても、10〜15分ほどの面接をしてい
るうちに、その人となりは、透けて見えてきます。
人事採用のプロやキャリアカウンセラーは、それなりにタクサンの人
と会ってきているので、面談相手の「言葉」の真偽や裏づけが、それと
なく察知されるものです。
つまり、付け焼刃では通用しません。
一夜漬けの勉強では、歯が立たないんです。
社会人になってからの長い年月を、
「あなたは、何をして来たのか?」
「あなたは、何に向けて、何を積み上げてきたのか?」
が問われるのです。
人としての生き様が、問われることになるのです。
では、こういう不幸な場面に陥らないために、今日から、あなたが、
すべき事は何でしょうか?
今日から、積み重ねるべきものは何ですか?
<ケース2>
一方で、同じリストラ勧告を受けても、違う反応をするタイプの方も
実際にはいらっしゃいます。
「私には、充分な経験と実績がある。私の技術力は、世界のどこの国・
企業・業界でも通用する水準だ。資格もある。
常に自己投資して学び続けているので、新しい仕事もすぐに馴染める。
仲間は、いずれも各業界で活躍している一流人。ちょっと頼んだら、
いい話を紹介してくれるだろう。
何も心配することはない。私には輝かしい希望の光がさしている。
リストラは、ステップアップするための良いチャンスだ」
この方が転職を希望するなら、おそらく、能力と実績を評価されて、
すぐに良い仕事が見つかる可能性が高いでしょう。
わざわざ転職活動をしなくとも、日頃から有利な条件でのヘッドハン
ティングのお話もイロイロあったかもしれません。
そして、いざとなったら、「雇われない生き方」すなわち、自営の道
もあります。
フリーランスとして、あるいは法人設立して、仕事を始めてみても、
実力のある人なら、今まで以上に成功できる可能性もありますでしょう。
すると、リストラのようなピンチは、チャンスになるわけです。
一回り大きな活躍をするために、一歩前進する契機になるでしょう。
それができるのも、このタイプの方は、長年かけて着実に、能力と
実績・人脈を培ってきたからこそ。
<ご提案 その1>
つまり、世界がどのように経済不安で雇用不安定な状況になっても、
自分自身の中に、知識や技術、能力、経験、人脈などを蓄積してきた方
は、何も心配はありません。
それには、日頃から、
「あなたは、どんな人になりたいのか?」というご自身のビジョンを
明確に描いて、その理想の自分に向けて、自分の価値を高める努力を
しておく必要があります。
自己投資こそ、もっともROI(投資回収率)の高い投資です。
ご自身に蓄えた能力は、世界のどこに行っても、どのような仕事に
おいても通用する、最高の資産なのです。
経済不安・金融不安の時期だからこそ、下手に株式や商品取引に手を
だしても、リスクが大きすぎる。素人が立ち回って、プロの投資家に
勝てるほど甘い世界ではありません。
それに対して、もっとも確実で、リスクが最小限なのが、自己投資。
では、どのような能力を磨くべきか?
それは、年代によって異なります。
20代の若い頃なら、商品知識や実務知識・技術など、いわゆる
「テクニカル・スキル」を、身体に覚えさせていく時期です。
30代になれば、新しい企画・提案を行い、業務改善を率いるために、
いわゆる「コンセプチュアル・スキル」を身につけるために、
頭脳を鍛える時期です。
40代になれば、大半は、人の上に立つリーダーや上司になる頃です。
となれば、人心掌握して、人々から信頼される人物になる必要があり
ます。つまり、「ヒューマン・スキル」を高めるために、心を磨く時期
に入ります。
50代以上になると、仕事上の大きな意思決定を任される立場です。
目先の小さな問題に囚われて、大きな選択を間違えてはいけない。
となると、長期的展望・広い視野を持ち、大義を掲げていく胆力が
必要になります。
それには、「志」をもち、「崇高な精神」を持つべき時期となります。
そして、年齢や立場を問わず、すべてのベースになるスキルこそ、
思考力とコミュニケーション力です。
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論理的に物事を広く深く考え、人々にきちんと自分の考えを伝え、
人の話をしっかりと理解・把握していくためにも、思考力とコミュニ
ケーション力は、不可欠な能力です。
もしも、あなたが、この思考力とコミュニケーション力を磨きたいと
お考えでしたら、次の講座をお薦めいたします。
★仕事がデキル人・コミュニケーション上手になるための必須スキル
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的確な判断を導く 意思決定の技術 <講義&演習>
https://www.ethos-net.com/bizpower/logicalthinking.html
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開催日程: 11月29日(土)9:30〜17時<銀座>
ある大手企業から、くりかえして管理職研修にオーダーいただいてい
る好評プログラムです。
産業能率大学で開催した1日セミナーでは、20代前半〜50代後半の方々
がご参加くださいましたが、いずれの年代からも高いご評価を頂きました。
演習が多いプログラムですので、ただの「知識」で終わることなく、
「身につくスキル」をお持ち帰りいただけると思います。
あなたの「思考の癖」も、ズバリとわかります。
この演習を、「非常に衝撃的だが、気づけて良かった」と言う感想も
多く寄せられています。
本来は2日間の研修ですが、オイシイ部分をコンパクトに1日に
詰め込んで、1日セミナーでご提供いたします。
ぜひ、あなたの思考力とコミュニケーション力に磨きをかけて下さい。
あなたの成功と幸福のための自己投資をお手伝いしております。
コンサルタント&キャリアカウンセラー
門田 由貴子
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