エトス Weekly Press
人は誰もが、自身の「偏り」に引っ張られる
◆◆エトス Weekly Press No.201◆2010年8月20日号◆◆
〜あなたの夢の実現と成功のために〜
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◆《目次》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.今週のテーマ: 人は誰もが、自身の「偏り」に引っ張られる
2.今週のオススメ: あなたの「偏り」と注意すべき点は?
3.資格認定講座・講師登用のチャンスあり「創発リーダー養成講座」
4.株式会社エトス: 受付中のセミナー、サービスいろいろ
5.編集後記: 200号プレゼントにご応募ありがとうございました
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◆1.今週のテーマ: 人は誰もが、自身の「偏り」に引っ張られる
こんにちは、組織変革コンサルタントの門田由貴子です。
「職場の問題」を解決するために、色々な職場、様々な上司を見せて
いただいています。
そんな中でも、特に気になるのが、誤った方向に部下を導いてしまう
困った上司たち。
もちろん、彼らも、悪人ではありません。
彼らは、「少しでも良い上司であろう」という気持ちは持っています
し、何より「良かれと思って」その指導をしているわけです。
ただし、これが、頭のイタイところ。
結果として、誤った指導をしている。
実際に、職場で様々な問題が発生している。
その原因は、上司の誤った指導にある。
これは、客観的な事実です。
しかし、当の本人である上司たちは、「自分が間違っている」とは、
ツユほども思っていません。
彼らとしては、良かれと思って、正しいと思う指導をしています。
どうして、こうなってしまうのでしょうか?
もちろん、原因はいくつかあります。
しかし、ほとんどの場合は、「自分がわかっていない」ことから発生
しています。
もっと的確に言うなら、「自分自身がどのように偏った存在なのか」
を、客観的に自覚していないのが、原因です。
というのも、誰しも、完全なバランスの取れた人間ではありません。
完全にバランスが取れている人なんて、少しも魅力がないんです。
だから、個人の魅力を考えれば、偏りがあるほうがオモシロイ。
それが個性になるのですから。
とはいえ、自分が上司として、人を指導しよう、導こうとする場合は、
これが新たな問題を引き起こす引き金になってしまいます。
一つ、具体的な例で説明いたしましょう。
<営業部長 A氏の場合>
最近、顧客離れが起こり、営業成績がメタメタに落ちている企業の、
営業部門でのお話です。
営業部長であるA氏の口癖は、「とにかく足を動かせ!」
部下がデスクワークをしていたり、会議室でミーティングしているの
を嫌がって、すぐに、こういう指導をしています。
「営業マンは、とにかく顧客訪問しろ! 外に行け!」
しかし、何の戦略も提案プランもなく、ただ顧客を訪問してみても、
受注できないのはもちろん、顧客から迷惑がられるのは、部下全員が
ハッキリと自覚しています。
そういう無駄な顧客訪問こそ、顧客離れを起こし、頑張っている割に
儲からない営業部門にしている原因なのです。
それなのに、彼はなぜ、「足を動かせ!」と言うのでしょうか?
その原因は、A氏自身の「偏り」です。
A氏は、営業部長になって今もなお、1日のほとんどを外出してい
るほどの行動派営業マンです。
行動派とは、「身体を動かす=仕事をしている」と考えるタイプ。
本当は、行動する前に、市場分析をしたり、次の営業戦略を練るため
に、デスクでじっくり考える時間を持つ必要があるはずですね?
しかし、行動派という偏りを持ったA氏にしてみれば、
「じっくり考える=仕事ではない」というふうに、無意識に判断して
しまいます。
だから、「とにかく足を動かせ!」「外に行け! 顧客訪問しろ!」
と部下に指示してしまうのですね。
しかし、A氏による指導は、営業部門全体を、「思考停止集団」に
変えてしまった、トンデモナイ誤った指導なのです。
これが、自分自身の「偏り」に、無自覚のうちに引っ張られてしまっ
た悪い例です。
ちなみに、この営業部門に必要なことは、戦略もプランもなく顧客訪
問するような無謀な行動パターンをやめて、受注効率を上げるための
戦略や戦術を真剣に考えることです。
そして、その戦略や戦術を考えるために、時間と方法論が必要です。
そこで、私が彼らにした提言は・・・。
その企業の社長や経営幹部から、A氏に対して新たな営業方針を指導
してもらうように、アドバイスしました。
新たな営業方針とは、もちろん「頭で考える、科学的な営業」です。
そして同時に、A氏の部下である営業部員の全員に対して、私から、
「営業戦略と戦術の作り方」「計画的な行動の設計」などができるよう
になるための研修と一定期間のコンサルティングに入りました。
これは、A氏という行動派の部長の「偏り」に引っ張られてしまった
営業部門を、その反対の「思考派」にゆり戻すのがネライです。
このような事例は、数限りなく挙げられるんですよ。
あなたの周りには、こんな人は思い当たりませんか?
・やたらに大きなVisionや目標を掲げて、ロマンを追求するのが得意
だけれど、具体的な目の前の仕事が少しも進まない人。
→ 誇大妄想癖ですね。現実を直視させる必要があります。
・常にExcelで数値分析ばかりしていて、誰の役にも立たない、少しも
目に見える行動をしない人。
→ 分析癖ですね。その人には、行動が必要です。
・朝から晩まで、誰か相手を見つけてはオシャベリばかり。
いつになったら、手を動かして仕事するのかしら? というタイプ。
→ 人間関係依存症・オシャベリ依存症です。
独りで真剣にものを考え、行動させるよう指導が必要です。
こんな風に、知らずしらずのうちに、自分自身の「偏り」に引っ張ら
れてしまい、周囲の人から迷惑がられている人は、多いんですよ。
だからこそ、特にリーダーになる人ほど、「自分自身を深く理解する」
ことが、必要なんです。
自分自身が持っている偏りを、客観的に自覚しないうちは、その偏り
に無意識のうちに引っ張られて、偏ったダメな部下を育ててしまうこと
になりかねません。
職場の問題、マネジメントの問題の多くは、これが原因なんですよ。
では、あなたの「偏り」は、どうでしょうか?
一度、しっかりと自分自身に内在している「偏り」を自覚する機会を
持つことをお薦めいたします。
組織変革コンサルタント 門田由貴子
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◆2.今週のオススメ: あなたの「偏り」と注意すべき点は?
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そして、その「偏り」が、どのような問題を起こしているのか、その
構造が、ご理解できますよ。
さらに、部下や同僚を理解し、よい人間関係や上手いコミュニケー
ションを進めるために、自覚すべきこと、注意すべきことが、ありあり
と認識できるようになります。
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知らず知らずのうちに、ご自身の「偏り」でトラブルを発生したり、
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◆5.編集後記: 200号プレゼントにご応募ありがとうございました
前号で、このメルマガも200号の配信となりまして、その記念に、
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お陰様で、多数のご応募をいただき、ありがとうございました。
めでたくご当選された方には、昨日のうちに、当社スタッフから個別
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ご連絡が届いていない方は、残念ですが、「ハズレ」です。
また何かの機会に、プレゼントをご用意しますので、お楽しみに。
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皆様からのご意見・ご感想・ご質問、また、掲載ご希望の話題などを
ひろく募集しております。
皆様に喜んでいただけて、お役に立てるような情報を発信してまいり
たく存じます。
ご連絡は、当社ホームページ画面右上にある「お問合せフォーム」か
らお願い申し上げます。
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今号も最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。
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◆◆エトス Weekly Press No.201◆2010年8月20日号◆◆
〜あなたの夢の実現と成功のために〜
発行元: 株式会社エトス
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発行責任: 代表取締役 門田 由貴子
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